株式会社さんこう社
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メッセージ
 
2011/12/14
「グランマ」から愛のメッセージ

長年の知己である池澤ショーエンバウム直美さんの『グランマからの手紙』が完成した。
営業が見本を持って 書店をまわったところ、この本はどこの売り場に置けばいいだろうと、
何人もの店員に言われたという。
旅行案内書でも、絵本でもない。料理のレシピ本でもない。単なる家庭書でもない。
書かれている内容は奥が 深いので、やはりエッセイ本かということになったようだ。
書店員の言う通り、この本にはユートピアを求める著者の思いが込められている。
『グランマからの手紙』で祖母が孫へ語っているのは、
一人の人間が命の大切さを世界中の人々に訴えている言葉なのだ。
この本をつくるのにあたっては、プロジェクトチームをつくって著者を支えていく形をとった。
構成をどうす るか助言する。各国の料理を紹介するため、実際に池澤宅で料理をつくり、写真に撮っていく。
それぞれの章にあった挿し絵を描く。
これらのことを6人のメンバーで行なっている。もちろん著者である池澤さんの考えを大事にしながら。

     5月の満月が ベビーを連れて来た
     10ヶ月もの間 今の今まで
     羊水という 小さな宇宙の 海のお魚だった子が
     大きな宇宙の空気を 初めて小さな肺に吸い込んで
     ぬれたからだで 私たちの世界の仲間になった

上記のことばで始まるグランマの愛のメッセージは、以下のあとがきの一文に引き継がれている。
この池澤ワールドに心を打たれるのは私だけではないと思うが、どうだろうか。

  2011年10月31日、世界の人口は70億人に達しました。
  けれども、この地球に住むのは70億の人たちだけではありません。
  陸上に650万種、海中には220万種の生物が住んでいるのです。
  そしてその9割近くは、私たちにとっていまだに未知な存在です。
  私たちは、たまたま人間として生命を授かっただけ。その「たまたま」に感謝をし、
  他の870万種の生物たちのためにも、この地球を守っていかなければなりません。

2011/11/22
11月の新刊本から

11月は『関東の騒乱ー戦いの主人公達とその城館』『必ず結婚できる心の鍛え方』と2冊の新刊を出版した。
『関東の騒乱』を書かれた小林寔さんは、本業の司法書士の仕事のかたわら、日本全国の城下町を歩いてきた。近年は戦国時代の山城をもっぱら歩き、写真を撮りつづけている。
その中から相模、武蔵などの関東の十ヶ国を選んで、城館や城跡の風情を紹介したのが本書である。前半では戦国時代の関東の武将達や戦乱の模様を語っているので時代背景がよくわかるようになっている。
ハイキングを楽しみながら、戦国時代を思い浮かべて著者の訪ねたあとを追ってみたくなる、そんな一冊だと思う。

10月に出版した『素敵な恋のすすめかた』は女性が自らの経験から語ったものだが、『必ず結婚できる心の鍛え方』は男性のスピリチュアルカウンセラーによる本である。
著者の二階堂博司さんは易学士としてあらゆる鑑定方法を駆使して、幸せになる方法を指南してきた。今回は五根矯正法≠ナバランスの取れた心身を手に入れて、愛される結婚をするための方法を語っている。
占いに興味のある人はもちろん、人生を真面目に考え、生きていきたいという人にお薦めの本である。

ところで、9月に刊行した古谷圭一さんの『近代日本の戦争と教会―日本基督教団四谷教会史』が「週間読書人」の11月11日号に取り上げられた。立教大学名誉教授の鈴木範久氏の批評で、異色の教会史として、「日本のキリスト教はもちろん、日本の精神界に生きる人々にとり、今なお忘れてはならないものを呼び起こさせる一書である。」と記している。
牧師ではなく、科学者として大学で教鞭を執ってきた古谷圭一さん。四谷教会の一信徒として加わり、教会解散を体験したことから、記録を残したいと書いた本である。長年かけて跡地を何度も訪れ、資料を集めて書かれた労作である。

2011/09/26
素敵な恋の指南書、カサブランカ著『素敵な恋のすすめかた』を発売!

さんこう社としては、いままでにない形の本を出版しました。『素敵な恋のすすめかた』です。いわゆる女性向けの恋愛指南本ですが、本書は著者の経験を踏まえて、恋愛に悩む人の心が前向きになるよう語られています。
著者のカサブランカさんは、ホステスとして高級クラブで働いた後、20代の若さで、サパークラブやプールバーなどを経営します。23歳で結婚、長女を出産、離婚。現在はアメリカ人と再婚して、長女と3匹の愛犬とともにハワイ・オワフ島で暮らしています。24歳で開催したエステサロンが「技術のみならず、適切な恋愛アドバイスで幸せになれた」と話題になり、いつしかサロンは恋愛に悩む女性たちの恋愛駆け込み寺に。それから恋愛コンサルタントの仕事が始まりました。
カサブランカさんと、編集の打ち合わせで何回か会ったのですが、あるとき約束より早く行ったため、コンサルタントが終わっていませんでした。離れた席で見ていたのですが、マンツーマンで話す姿は友だちに語りかけるようで、温かい雰囲気を感じました。
おそらくカサブランカさんが女性に人気と信頼があるのは、飾らない姿だからでしょう。そんな彼女が書いた本は……やはり読んでもらうことが一番です。なお、カサブランカさんのブログは以下の通りです。

Hawaii発 カサブランカの How to enjoy Life
http://ameblo.jp/cha0222/entry-10607749493.htm
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2011/07/28
「野原駒吉」研究第2弾 『黄禍論≠フ系譜―「野原駒吉」の世界(史)観』 発売!

日本人の何人が「野原駒吉」という人を知っているだろう。
ルース・ベネディクトの『菊と刀』という本の中に
「日本人をひっかき、漆を削り落としてみると海賊が出てくる」と
野原駒吉の著作『日本の素顔』からの引用文がある。

『菊と刀』は戦後のベストセラーの一つなので、多くの日本人が読んでいるはずだが、
その中に一度だけ引用されている野原駒吉なる人物に着目した人はほとんどいないと思う。
もちろん、私も遠い昔に『菊と刀』を読んだのだが、
野原のことなど書かれていたことすら憶えていなかった。

ところが、『菊と刀』を読んで、日本人はもともと海賊だったと主張する根拠は何かと、
野原駒吉に注目した男がいる。
翻訳されてない『日本の素顔』を原書で読み、野原の思想を探ることから、
野原本人まで探っていったのである。
その人は高橋輝好さんで、2前の20099月に
『日・独の闇に消えた男―「野原駒吉」探索ノート』という本を小社から出版した。

高橋さんの本を読めばわかるが、好奇心の強さは人一倍で、
謎ばかりの野原駒吉を見事なまでに追い求めている。

そんな高橋さんが今度は『黄禍論≠フ系譜―「野原駒吉」の世界(史)観』を出版した。
この本は野原のもう一つの著作『黄禍論』を精読し、
ドイツ人の血の入った「国際人・野原」が描いた1930年代の世界史像に迫っている。

昨年も『竜蛇神探訪―「もののふ」の系譜』を小社から出版しているので、
この3年間に年1冊のペースで書いていることになる。
今の時代、高橋さんのように知的好奇心に溢れた人に出会うと、
出版人のこちらもワクワクしてくる。

まずは「黄禍」とは? 読者も高橋さんと一緒に野原駒吉の世界を探訪してみてはいかがですか。

 『黄禍論≠フ系譜―「野原駒吉」の世界(史)観』
    定価1,575円(税込) 83日発売
 『日・独の闇に消えた男―「野原駒吉」探索ノート』
    定価1,890円(税込) 好評発売中
 『竜蛇神探訪―「もののふ」の系譜』
    定価1,050円(税込) 好評発売中

2010/12/09
子どもの空想世界を旅するファンタジー『リューヤと魔法の本』完結!
いそのなほこさんの『リューヤと魔法の本』3部作が完成した。
2008年の12月末に、当時いそのさんが住んでいた愛知県岡崎市へ出向いて、
出版の打ち合わせをしてから丸2年での刊行である。

この本の特長は、登場する子ども達が自分で物語を書いて、書かれた空想世界へ入って冒険をしていくことだろう。
読者もいつしか主人公達と一緒になって、魔法の本の物語の世界を体験していくことになる。
1作目を読んだ小学6年生の男の子は、本が嫌いだったのに、この本だけは面白くて一気に読んだと言っている。
この子はきっと読みながら主人公のリューヤとともにファンタジーの世界を旅したのだろう。
これを機会に本好きになってくれることを願っている。

『リューヤと魔法の本』は韓国でも翻訳され、大人気のシリーズとなっている。
韓国の子ども達も、リューヤと一緒に冒険の世界へ入っていくのが、とても楽しいようだ。
還暦を過ぎた私も、ファンタジーにノスタルジーを加味して、結構面白く読んだ。
ぜひ大人にも読んでもらいたい本である。

『リューヤと魔法の本』全3巻
シリーズ1 ・ 天空に漂う国 (定価 1,680円)
シリーズ2 ・ 天空に漂う国 (定価 1,575円)
シリーズ3 ・ 天空に漂う国 (定価 1,575円)

著者のいそのさんは、現在ミュンヘン在住。
M.エンデを輩出したドイツで、執筆活動をつづける彼女の次の作品が楽しみである。
2010/11/15
韓国で読まれているさんこう社の本を紹介します。
あいかわらず韓国のTVドラマ人気がつづいている。
地上波とBSあわせて毎日10本以上放映されているだろう。
韓流が好きな日本人だが、韓国人も日本の作品が好きなようだ。

小社が発行した、いそのなほこさんのファンタジー『リューヤと魔法の本』が韓国で評判になっている。
第1巻は日本で刊行後すぐに翻訳されブレイクした。第2巻は日本より先に発行され、こちらも大人気である。
子どもたちが書く物語の世界に、自分たちが入って冒険するという発想が受けたのだろうか。大人が読んでも確かに面白い。
12月10日にはシリーズ最終巻『リューヤと魔法の本3 地中に眠る国』が発売される。
物語がどんな結末を迎えるのか、日本と韓国それぞれの読者が楽しみに待っているにちがいない。

韓国といえばもう一つ、韓国の出版社から正木高志さんの『蝶文明』の韓国語版が出版された。
正木さんが100日間の「walk9/平和巡礼」を韓国でも行なったことから翻訳されることになった。
韓国版にはwalk9の写真もたくさん掲載され、「つながるすべてのいのちのためにともに歩く100日間」の祈りと歩み、参加した人々の思いが伝わってくる。
韓国の人の心を動かした『リューヤ』と『超文明』。
まだご存知のない方には、ぜひ御覧いただきたいと願っている。
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